製作小話〜あんまーくーとぅー編〜
我が家にも受け継がれた沖縄の習わし。
可愛い子どもに悪い風や魔物が寄ってこないように願うおまじない。
「あんまーくーとぅー、たーがんまーんどー、あんまーついがるむーんどー(誰も見てはいけないよ、お母さんだけがあなたを見ているよ)」
愛情いっぱいの思いやりはとても温かくて「効果」云々じゃなく安心に包まれゆく。
この先「知らない」ものにしたくない。
そんな想いからか
「あんまーくーとぅーあんまーくーとぅー
あんまーくーとぅー アンマーが守るさ 心配ないよ」
すとんとやって来たメロディー。
子どもたちが楽しく歌って踊れる曲を想像し、ふくらませていった。
当時、娘が好きだった童謡おはなしゆびさんにもヒントを得て、指の名称やところどころウチナー口に触れてもらえるよう言葉遊びしたり、親心を込め健やかな成長と幸せな日々を願った。
音創りも子どもたちが明るい未来へと軽やかなステップを踏む姿、マジムン登場場面、困難を跳ね除け前に進む強さ、歌や歌詞だけじゃなく全てが物語となっている。
(こだわりに密着し、ぜひイヤホン🎧で聴いていただきたい(笑))
一変した世界は無邪気な子どもたちにとっても窮屈に違いない。
ただ、この足踏みからの
次の一歩は輝かしい日々に生まれ変わる。
全ての子どもたちが笑い合い、
生き生き、生きる。
気休めでも、目には見えなくても
あのおまじないは私にとって確かに
何にも負けない愛言葉だった。
そんな昔々からのさりげない優しさを
今日の日もそっと唱え、歌い継ぐ。
#神谷千尋 #オリジナル
#あんまーくーとぅー
#沖縄 #音楽 #三線 #music
#子ども #歌 #遊び